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みずほ通りクリニック​

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ビタミンCの抗腫瘍効果の機序について

ビタミンCの抗腫瘍効果の機序について

●ヒトの膵臓がん(Mia PaCa-2)、悪性黒色種( SK-MEL-28)、大腸がん(SW-620)、骨肉腫(U-2-OS)の培養細胞はビタミンC濃度が400 mg/dLに達すると死滅します。

ビタミンCは、がん細胞の周囲で鉄などの微量な金属とフェントン反応を起こして過酸化水素を生成します。

正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するので影響をまったく受けません。  一方、がん細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために、過酸化水素を中和できず、ダメージを受けて破壊されてしまいます。

●また、ビタミンCはミトコンドリアの機能を正常化し、免疫システムを刺激し(インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進)、p53遺伝子を安定化・障害を抑制し、化学療法によるpro-oxidant効果によって引き起こされる突然変異を予防します。