●私は、医師になって約15年間にわたり、がん（主に消化器がん）の診断・治療に携わってきました。昨今、医療の専門化・細分化が進み、"診断する医師", "抗がん剤を選択・投与する医師", "手術する医師" と患者さんと部分的に関わるだけの”専門医”が増える中、

　がんの診断　→　手術　→　術後化学療法　→　転移・再発の定期チェック　　

　→　再発後の化学療法　→　終末期ケア

という一連の治療を、常に自分が担当するというスタンスで、多くの患者さんと御家族に寄り添って診療してきました。

2006年、”日本のがん治療のレベルを高める”という目的で、がん治療認定医機構　ができました。その最初の認定資格を取得し、がん治療認定医としてさまざまな治療を学び実践してまいりました。

クリニックを開院することで、手術はできなくなってしまいましたが、それ以外の診断・治療の基本方針は今も変わりません。

●手術術式や麻酔方法は洗練され、抗がん剤や放射線治療は、めざましい発展を遂げ、その集学的治療は多くの成果を上げています。

高濃度ビタミンＣ点滴療法は従来の治療を補い「QOL(生活の質)」を改善するもので、抗がん剤や放射線治療を否定するものではありません。

治療中の患者さんは毎日が不安の連続でしょう。
現在の治療に対する疑問をお持ちかもしれません。
これまでにがん診療に携わった経験をもとに、さまざまなご相談もお受けします。

●未だにがんに対する決定的な治療法はありません。
そのような中で、この治療が少しでもお役に立てれば幸いです。